たっぷり羽の入ったダウンコートはとても暖かくて、寒い冬には欠かせませんね。
寒がりの私はダウンを手放せませんから、毎日着るダウンコートはどうしても汚れます。
クリーニングに出すと料金が案外高いので、3~5回クリーニングに出すと、ダウンコートを買うのと同じぐらいのクリーニング料金を払うことになりますね。
ある年もう来年は新調しなくてはならないと思うほど古ぼけてしまった白いダウンコートを自宅で洗ってみました。
するとクリーニングに出したと同じぐらいあるいはそれ以上に真っ白でふわふわに仕上がったので、すっかり気を良くして翌年からは、ダウンコートは自宅で洗うことにしました。
物によっては自宅で洗濯するのは無理な物もありますが、たいがいはきれいなります。
このコツを伝授致しましょう。
ダウンコートを自宅で洗うには
素材を調べる
まず洗濯表示を見て、手洗い可であれば問題なく洗えます。
自宅で洗えるダウンと言われるものも大丈夫です。
洗濯不可のものでも手洗いで洗濯できるものがあります。
表地がナイロンやポリエステルの場合はたいてい洗えます。
私の経験からするとレザーやウール、シルクのものは無理ですが、それ以外ならば、洗えるようです。
ただし新品あるいは新品同様の時は安全のために、クリーニングに出しある程度着たら、試しに洗ってみるのがいいと思います
適する洗剤は
おしゃれ着用の中性洗剤がいいです。
洗い方と脱水、干し方
まず袖口や衿の汚れがひどい部分はスポンジに洗剤をつけて、下洗いをします。あまりゴシゴシこすらずに、軽くたたく程度でもかなり汚れが落ちます。
ファスナーやフックを閉めて、他の部分が傷まないようにしておきます。
たらいや大きめのバケツにぬるま湯を入れ、大きい物ならば風呂桶にぬるま湯を溜めて、洗剤をよく溶かしてから、ダウンコートを入れて少し洗剤になじませます。
やさしく手で押すようにして洗います。30回~40回押し洗いをして水が黒ずんだら、いったん水を捨てて、きれいなぬるま湯をいれて2~3回ゆすぎます。
この時もゆっくり押すようにしてゆすぎます。水がある程度きれいになったら終了です。
洗濯機にいれて30秒ほど脱水して、すぐに取り出します。
形を整えて干します。
大きいコートならばすぐに吊るさずにバスタオルなどの上に広げて水気をきり、中の羽が固まらないように形を整えます。
ある程度水気がとれたら、風通しの良い所につるして干します。
1日では無理ですから、2~3日かけてじっくり干しましょう。
コートが軽くなり元どおりにふわふわになれば完成です。
手洗いコースやドライコースがある洗濯機ならばダウンコートも洗えます。
ダウンコートのファスナーやボタンを閉めてネットに入れて、おしゃれ着専用洗剤を使って洗います。
洗濯機の場合は羽が固まりやすいので、干すときにはひとところに固まらないようによく広げて干しましょう。
クリーニングに出した方が良いものとおよその値段
高級なダウンやレザー製、シルクやウール生地のダウンならば、冒険せずにクリーニングに出す方が安全です。
ダウンコートのクリーニング代の相場は2000円~3000円ぐらいです。
でも失敗したくない大事なコートならば、春にクリーニング屋さんが冬物クリーニングセールなどをすることがありますから、その時を狙ってクリーニングに出す方がいいでしょう。
まとめ
ダウンコートは特定のものを除いて自宅でも洗えます。おしゃれ着専用の洗剤とぬるま湯で手洗いしてすすぎ、よく水を切って形を整えて2~3日かけてじっくり乾かしましょう。
上手に洗濯をして、いつも清潔なダウンコートを着て、寒い冬を乗り切りたいものですね。