体育の日の由来は?来年はいつになるのでしょうか?
2020年の東京オリンピック開催まであと1年を切って、選手の選考も始まったようですね。
テレビ放送だけでなく、実際に見てみたいと思って楽しみにしている人も多いことでしょう。
来年のオリンピックの開会式は7月24日に決まっていますが、55年前の東京オリンピックの開会式は10月10日だったということをご存知ですか。
この日を記念して10月10日が「体育の日」だったことを覚えている人は多いでしょう。
ここで、体育の日の由来と変遷をご紹介するとともに、2020年は体育の日を含めて、いくつかの休日が変則的になることをご説明したいと思います。
体育の日の由来と変遷
「体育の日」は10月10日で、1966年に「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを目標にして作られた国民の祝日です。
1964年に東京オリンピックの開会式が行われたことを記念して、この日に決めらました。
夏季オリンピックの開催日としては異例に遅い開催日でしたが、秋雨前線が去った後の晴天を期待できる日を開催日に決めたことによるようです。
晴れの特異日は10月15日でしたが、この日が木曜日だったために、第二候補の10月10日の土曜日が開会式の日と決められたのですね。
2000年からはハッピーマンデー制度によって、体育の日は10月の第二月曜日になりました。
また、2018年には「体育の日」は「スポーツの日」と改正されることが決まり、2020年から施行されることになりました。
確かに「体育の日」と言うよりも「スポーツの日」の方が若い人たちに分かりやすい気がしますね。
体育の日には各地でスポーツやレクリエーションのイベントが行われます。
新宿スポレク(東京都)では新宿コズミックセンターや新宿スポーツセンター、都立戸山公園などで大人も子どもも気軽に参加できるスポーツやレクリエーションの祭典が行われます。
辰巳スポーツフェスティバル(東京都)では水泳施設や体操教室などが無料で使えて、一流スポーツ選手のレッスンやアトラクションにも参加できます。
出雲全日本大学選抜駅伝(島根県)では、毎年この日に出雲大社から始まる大学駅伝シリーズの一つが行われます。
サイクル耐久レースin岡山国際サーキット(岡山県)
家族でも本格派でも楽しめる自転車耐久レースです。
2時間、3時間、5時間の耐久レースで、お子さんも参加できます。
この他にも、地域のスポーツセンターなどは利用料金が無料や割引値段で利用できるところがありますね。
地域の運動会が行われるところもあるようです。
日頃の運動不足を解消するにはちょうど良いイベントですね。
2020年の体育の日は?
2020年の体育の日は東京五輪・パラリンピック特措法によって、東京オリンピックの開会式の当日に当たる7月24日(金曜日)に変更されます。
またこの年に限り、7月23日(木曜日)に海の日が変更され、23日(木曜日)~26日(日曜日)まで4連休が予定されています。
通勤や通学の混雑を避け、選手や関係者の移動手段を確保し、観光客のスムーズな移動を目指して、特別な休日の体制がとられるわけですね。
確かに東京の交通混雑は並大抵ではないので、海外からの観光客を含めて大勢の人の移動を考えると休日の移動は必要かもしれませんね。
まとめ
体育の日は「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを目的にして、東京オリンピックの開会式が行われた10月10日に決められました。
その後ハッピーマンデー制度により、10月の第二月曜日になりました。各地でスポーツに関係するイベントが行われますから、日ごろの運動不足を解消するにはいい機会ですね。
2020年はオリンピック開催に伴い、オリンピック開会式の日の7月24日が「スポーツの日(旧体育の日)」として休日になります。この日はスポーツに親しむ絶好の日となりそうですね。