カメラはいつからあるのでしょう?歴史と種類を知ろう!
10年ほど前に愛用のフィルムカメラを持って出かけたら、小学生に「それ何。」と聞かれました。
「カメラよ。」と答えると、「えー、カメラ。そんなに大きいカメラを見たことがないよ。」と言われてしまいました。私の持っていたのは、普通のオートフォーカスのフィルムカメラで、本格的なカメラではなかったのですが、コンパクトなデジカメに慣れている子どもにとっては、なんだかわからないものだったようです。
我ながら時代遅れであることを自覚し、その後はデジカメに買い換えました。
最近はシャッターチャンスとなればポケットからスマホをとり出してカシャと写真を撮る人が多くなりましたから、カメラ自体を持ち歩く必要さえなくなるかもしれません。
とは言え、画像に残すのに便利なカメラはいつごろからあるのでしょうか、またその種類につても調べてみました。
カメラの歴史
カメラの原理は古くから知られていました。16世紀にはレンズと鏡を用いた携帯式のカメラ・オブスクラというカメラの原型が作られました。
1824年にフランス人ニセフォール・ニエプスが世界初の写真である「ヘリオグラフィ」を発明しました。
1839年にはやはりフランス人のルイ・ジャック・マンデ・ジャケールが初の実用写真術「ダゲレオタイプ」を発表し、その後カメラは写真と共に発展していきました。
19世紀末までには写真フィルムが普及し、カメラが大衆化しました。
1963年には露出を自動化したAEカメラができました。
1977年にはオートフォーカスカメラが実用化されました。
いわゆる「バカチョンカメラ」といわれるものですね。
2000年ごろから従来のフィルム式ではない、撮像素子から電気信号をデジタルデータ化して記録するデジタルカメラが普及し始め、かなりのスピードで広まって現在ではカメラの主流となり、従来のフィルカメラの事業は大幅に縮小しました。
カメラの種類
初心者向けに大まかなに分けたデジタルカメラの種類とフィルムカメラをご紹介しましょう。
レンズを交換しないタイプのデジタルカメラ
コンパクトデジカメ
小型でポケットに入るサイズのデジカメです。
スマホと同視されないように高画質、高機能を目指してしているものもあります。
カメラの初心者には適当です。
ネオ一眼
基本性能はコンパクトデジカメに近いですか、ファインダーは液晶でその分ズーム倍率60倍のような広角から望遠までズームができるものが多いです。
レンズ交換をせずに広角から超望遠まで撮りたい人向けです。
レンズ交換ができるタイプのデジタルカメラ
一眼レフ
デジタル一眼レフカメラはレンズから入って光を最初に鏡で受け、ペンタプリズムで屈折させてファインダーで確認するようになっています。
構図や被写体の確認がスムーズにできます。
撮影前には画像の調整はできません。
大きくて重いものが多いですが、グリップをしっかり握れば手ブレを最小限することができます。
ミラーレス
ミラーレスカメラは鏡がないため、光は画像センサーで検知されてから、液晶モニターで確認して撮影するようになっています。
画像を液晶モニターかデジタルファインダーで確認するので、一眼レフよりも時間がかかります。
出来上がりの画像を手元で確認することができるのは強みです。
本体もレンズも軽いものが多いので持ち運びには便利です。
フィルムカメラ
従来のフィルムを入れて使うタイプのカメラも健在です。
工事現場で現状を確認するためには写真が必要ですが、デジタルカメラは不可というところがあるのでそのような現場では今もフィルムカメラが使われています。
レンズ付きフィルムカメラもあります。出先で写真を撮る必要ができた時にもすぐに買えるので便利ですね。
まとめ
カメラは19世紀に開発され、フィルムカメラの時代から、今はデジタルカメラの時代になっています。
種類も豊富で、デジタルカメラのうちでもコンパクト、ネオ一眼、一眼レフ、ミラーレスなどがあります。
フィルムカメラも健在です。
自分の好みや目的に合わせて上手にカメラを使いこなしたいものですね。