少し前の事ですが、テレビのニュース番組に出演していた女性キャスターが汗ジミの付いたブラウスを着ていたのが問題になったことがありました。
「テレビに出るのに汗ジミがついたままでは見苦しい。」「服装にも配慮して欲しい。」といった意見がテレビ局に寄せられて、とうとうその女性キャスターは次の日に、「見苦しい服装で出演して申し訳ありませんでした。」とお詫びをしたのです。
後でその女性は「汗は単純な生理現象なので、それほど気にすることはないけれども、皆さんが不愉快な思いをされたのなら、素直に謝るべきだと思いました。」と言っていました。
確かにわざと汗をかいてみせたわけではないのですから、謝るほどのことではなかったのかもしれませんが、できれば汗ジミのない服で出演すればもっとよかったでしょう。
ところでこの汗ジミですが、汗かきの人にとっては困りものですね、暑い夏は特に辛いです。
何とかサラッとかっこよく汗ジミのない暮らしがしたいものですよ。
手軽にできる汗ジミ対策を考えてみました。
汗ジミができる訳
汗をかくことは体温調節のために必要です。体温が37度を超えると体が汗を出して体温を下げようとするわけです。
テレビのキャスターが汗は生理現象だと言ったのは間違いではないのですね。
ただし、皮膚の表面の細菌と混じると嫌なにおいがすることがあるのと、服がぬれるまたは変色することがあるので困るわけですね。
おしゃれをしたい女性ならば汗ジミの付いた服を着ているのはやっぱり嫌ですよね。
すぐにできる汗ジミ対策
毎日汗まみれの生活や肩身の狭い思いをするのでは、汗は生理現象だから放っておいてもいいというわけにはいきませんね。その対策をいくつかご紹介します。
ベビーパウダーをつける
ひどい汗かきではないけれど、夏はちょっと汗ばむことがある人なら、昔ながらのベビーパウダーはおすすめです。
値段もそれほど高くないし、赤ちゃんのデリケートな肌に使えるのですから、肌の弱い人も安心して使えます。
お出かけの前に脇や首筋にパタパタとつけておけばサラサラして蒸れないのでいいです。ただし流れ落ちるほどの汗には歯が立たないかもしれません。
汗ジミのつかないTシャツを着る
最近汗をかいても表に汗ジミが出にくいTシャツが市販されています。
吸水速乾性のあるTシャツもたくさん出ているので、汗が気になる人はシャツを買うときによく注意して選びましょう。
またできるだけ袖口も広い服を着ると風通しが良くなり、汗をかいてもより快適に過ごせます。
脇汗パッドを使う
服の内側に張り付けて使う脇汗パッドはかなり汗を吸い取って外の服に汗が染みだすのを防いでくれます。
服に色に合わせて、パッドの色も選べるので目立ちません。
多少お金はかかりますが、外出時には役に立ちます。
防水スプレーをふりかける
衣類用の防水スプレーを洋服に脇の部分にふりかけると汗をはじくのでシミになりにくくていいです。
防水効果は薄くなるので時々スプレーしなおす必要がありますが、服の外まで汗がにじむことは避けられます。
制汗剤を使う
スプレータイプやペーパータイプやロールオンタイプがあります。
汗や臭いを抑える働きをします。
種類はたくさんあり、制汗作用の強い物や消臭効果が高い物もあるので、自分に合ったものを使って、汗や臭いを抑えるのがいいですね。
脇は皮膚がデリケートなので使い過ぎには気をつけたいところです。
脇汗対策は汗ジミの目立たないTシャツを選び、さらに肌に合うベビーパウダーを塗る、あるいは制汗用のスプレーをする、あるいは念のために脇汗パッドも貼っておくなど、場合に合わせていくつかを組み合わせて使うのが効果的です。
まとめ
汗ジミ対策には、ベビーパウダーを塗る、汗の目立たないTシャツを着る、脇汗パッドを使う、服に防水スプレーをふりかける、制汗剤を使うなどの方法があります。
必要に応じていくつかを組み合わせて使い、汗ジミに悩まずに快適に過ごせるようにしたいものですね。