関東地方の高校を卒業した私は、雪国にある大学に進学しました。
さて一人暮らしを始めた初めての梅雨時に長靴、今風に言えばレインブーツを買わなくてはと、靴屋さんに行きました。
でも長靴らしいものは展示されていなくて、店員さんに聞いても、「時期になれば出しますから。」と言うばかり。
「時期と言うのは梅雨時の今なのに。」と不思議に思ったことを覚えています。
後で分かったことには、雪国では長靴のシーズンは雪が降る冬だったのです。
冬には色とりどりの長いレインブーツがお店に並び、よく売れています。
雪国ではレインブーツは必需品なのです。
さてこのレインブーツですが、最近はその名にふさわしくファッショナブルな物がいろいろあって、従来の長靴のイメージは払しょくされましたね。
おしゃれでしかも機能性の高いレインブーツを選ぶコツをご紹介しましょう。
レインブーツの種類
レインブーツの種類とそれぞれの短所と長所をご紹介します。
パンプスタイプ
防水になっていて雨に強いが、見た目はパンプスと変わらない。
天気が急変して雨になっても足を濡らすことなくて便利。
またオフィスでずっと履いていても違和感はない。ただし、ひどい雨や雪には対応するのは難しいですね。
ショートタイプ
足首やふくらはぎまでの短いブーツ。
はき口が広いタイプのものが多く着脱は比較的楽にできる。
誰でも抵抗なく履けるし、ロングブーツに比べると軽くて、値段も比較的安い。
ただし激しい雨や雪の日にはブーツに雨や雪が入り込むこともあるのが難点です。
ロングタイプ
ふくらはぎもすっぽり入る長いブーツで、雨や雪がブーツの中に入るのを防ぐことができるし、冬にはふくらはぎまで隠れるので寒さを防ぐことができます。長いので着脱がやや面倒なのと、収納場所をとるのがネックです。
どれを選べばいいのでしょうか?
都会では、雪はほとんど降らないし、雨でもオフィスでレインブーツを履いているのは格好が悪いなどの理由でレインブーツを履かない人も多いですが、やはり豪雨やたまに降る雪にも対応できる準備は必要です。
都会では少しでも雪が降ると靴のまま出勤して滑ってけがをする人が必ずいますが、そのような事態は避けたいところです。
都市部では、雪対策よりも豪雨に備えて、ショートブーツ少なくてもレインパンプスぐらいはもっていたいですね、おしゃれ感覚のロングブーツがあればなお万全です。
雪が多い地方では、ロングブーツは必需品ですね。
もちろんおしゃれなロングでもいいのですが、雪がはき口から入り込まないようにひもを締めるようになっているものがおすすめです。
靴底もギザギザで、ツメがついているものなら雪道でのスリップ事故を防げます。
サイズ選び
指先に1cmほど余裕のあるものがいいですね。履いてみて違和感がなく、足の指を動かせることも重要です。
もしちょうど良いサイズがなければ、大きめのものを選んで中敷きやソックスなどで、調節しましょう。
実用面から考えると、少雨用のショートブーツまたはパンプスと豪雨や雪用のロングブーツを両方持っていれば完璧でしょう。
小雨でも革靴で出かけると靴が傷むし、足がぬれて冷えるので健康面にも支障をきたします。
おしゃれなロングブーツを履いて出勤する人でも職場には履き替え用の靴を用意している人もいるようです。
1日中ロングブーツを履いているのは辛いので、そんな工夫があればベストですね。
まとめ
レインブーツは雨や雪の日にはぜひ必要です。最近はおしゃれなロングブーツもたくさん出ていますから、パンプス型やショートブーツと共に、用途に合わせて使い分けるといいですね。
けが予防や健康のためにも足に合ったレインブーツを履いて雨や雪の日も快適に過ごしましょう。