最近の夏の暑さは、尋常ではありません。猛暑とか酷暑などもう普通の人間の限界を超えているような気さえしますね。
私はクーラーに弱いので、自然の風を入れる、打ち水をするなど工夫をしていますが、このごろはグリーンカーテンがいいのではないかと思うようになりました。
涼しいだけではなく、緑の葉に囲まれて、花を眺め、実を楽しめるそんなカーテンがあったら、素敵ですよね。
今年こそは実現させるために、グリーンカーテンについて調べてみました。
グリーンカーテンとは?向いている植物は?
グリーンカーテンとは読んで字のごとく、窓の外に植物を植えて、ツルを絡ませて葉っぱで覆われた緑のカーテンのようにすることですね。
すだれやヨシズで日陰を作るのとは違って、グリーンカーテンは植物なのでそれ自体が熱くならず葉の表面から水を蒸発させて、周りの温度を下げる働きをしてくれるので、省エネ効果があるわけです。
グリーンカーテンに向いている植物
グリーンカーテンにするにはつるが良く伸びる、葉が小さいギザギザがある、暑さに強いものがベストです。葉が大きすぎると風通しが悪くなります、葉は小さいかギザギザがあると隙間ができて風が通りやすいのです。
おすすめの植物
花を楽しむなら、アサガオ、フウセンカズラ、トケイソウ、などがいいですね。
実がなるものでは、ゴーヤ、へちま、きゅうり、などがあります。
育て方と楽しみ方
グリーンカーテンの植物の育て方
まず必要な物を揃えましょう
苗 はお好みのものを用意しましょう。
プランター 野菜用の深くて大きいものがいいです。
土 グリーンカーテン用のものが市販されています。
鉢底石、肥料、支柱、ネットを用意します。
土を用意する。
プランターに鉢底石を入れて、ならします。その上に肥料を混ぜた土を入れます。
苗を植える。穴を掘って苗を植えます。苗どうしが近くなり過ぎないように、50㎝ぐらい間を空けます。
ネットを張る。垂直よりもやや斜めにネットを張ると日が当たりやすくなります。
支柱を立てる。苗の根を傷つけないように気を付けながら、苗のそばに支柱を立てます。上の方をネットに結び付けて、支柱からネットに移りやすくします。つるをひもで固定して誘導するといいです。
水やりと肥料(アサガオの例では)
花が咲くまではやや控えめに、花が咲き始めたらたっぷりと水やりをします。夏場は朝夕の二回水やりが必要です。気温が高くならないうちに水やりをするのがいいですね。
元肥として暖効性の肥料を土に混ぜておき、その後は10日に1回液体肥料を与え、花が付き始めたら肥料は中止します。
水やりと肥料は植物によって違うので、それぞれにあったお手入れをしてください。
楽しみ方
つるが巻き付くのは7月~9月くらいでちょうど夏の一番暑い時期にグリーンのカーテンとなって日差しを遮り、快適な日よけとなります。
アサガオやフウセンカズラ、トケイソウならばきれいな花が咲いて、目を楽しませてくれます。
ゴーヤ、ヘチマ、きゅうりなら、実を収穫して食べることもできます。大きくなったヘチマの実からお風呂用のスポンジを作ることもできるので、やってみるのも悪くないですね。
上手に育てれば種取りもできます。特にフウセンカズラの種は黒地に白のハート形の模様がついていて、見るだけでも楽しめます。また大事にとっておけば来年の種まきにも使えます。
まとめ
アサガオやゴーヤなどを育てて、ネットを張ってつるを巻き付けるように育てれば、夏の暑い時期にグリーンカーテンとなって、日差しを遮り、周りの温度を下げてくれます。
そればかりでなく、花を見たり、実を採ったりできて、二重、三重に楽しめます。
今年はこのグリーカーテンにぜひ挑戦したいものです。