早朝のラジオ番組を聞いていると、リスナーの方のお便りの中で、ちょっといい話を聞くことがよくあります。「先週蒔いたアサガオの芽が出ているのを見つけました。」とか「なくした傘が無事戻ってきました。」とか「恐る恐る病院へ行ったら、検査の結果が良好でした。」、「老人ホームに入所しているおばあちゃんをお見舞いに行ったら、とても喜んでくれました。」などなど、他人事ながら、「ああ、よかったね。」と言いたくなりますね。
私たちの日常生活の中には、ほんのちょっとしたことでも喜べることはあるものです。
ところでナイスの日というのを知っていますか。
この日はまさに日常生活でちょっとした嬉しいことを探す日のようです。
この日はいつか、またこの日ばかりでなく、毎日がナイスの日のように過ごすにはどうした良いのか、そのためのヒントを考えてみました。
ナイスの日はいつ?
7月13日は「ナイスの日」です。
この日はナイスなこと、素敵なことを見つける日です。7(ナ)1(イ)3(スリー)の語語呂合わせからきているようです。筒井康隆氏のSF小説「時をかける少女」にも出て来るそうです。ことさらにお祝いをするような特別な日でない日に、ちょっとしたことで嬉しくなるような、楽しい出来事があったらいいですよね。そんないいことを探すのがこの日の目標でしょう。
毎日をナイスの日にするには
ナイスの日にいいことを探すのはとても素敵なことですよね。でも一年に一日だけいいことを探すのは、惜しい気がするのは私だけでしょうか。できることなら毎日がナイスの日だったらもっといいのではないでしょうか。
知り合いの高齢の女性で、いつ会ってもニコニコ、元気はつらつの人がいます。何の問題もない幸せいっぱいの人のように見えるのですが、本当のところはご主人を亡くし、お子さんはいないので、一人暮らしで、しかもほとんど身寄りもない人です。
この女性の様子を見ていると、毎日幸せそうに生活するコツを知っている人のように見えます。少しだけそのコツを教えていただいたのでご紹介しましょう。
肯定的に考える
雨が降っている日には、「これが毎日続くのではないのはありがたいことだ。」と思うのだそうです。
トーストの片面が焦げてしまっても、「両面とも焦げたのでなくて助かった。」と感謝の気持ちになるのですね。
「最近年をとって、外出が億劫になったけれども、まだ台所仕事はできるのだから感謝なことだ。」と思うのだそうです。
人のいいところを探す
Aさんは怖そうに見えるけれども、本当は声が大きいだけで悪い人ではないかもしれない。
Bさんは私が挨拶したのに応えてくれなかったけど、もしかした私の声が小さくて聞こえなかっただけかもしれない。
Cさんはケチというより節約家なのだ。
Dさんは厳しい人だけれども、私のためを思って言ってくれている。
そんなふうに考えると腹も立たないというのは本当ですよね。
嫌なことは
すぐに忘れてくよくよしないのが一番。
羨やまない
隣の人は隣の人、やたらと羨ましがったりしないで、ささやかな自分の幸せを願うのがいいそうです。
心配し過ぎない
どれほど心配しても、事実はそれほど変わらないからできるだけ気にしないようにしているのだそうです。
確かにどれもちょっと発想を変えれば、いやなこともいいことに変わりそうな気がしますね。こんなコツを飲み込めば毎日がナイスの日になりそうですね。
まとめ
7月13日はナイスの日です。この日はいいこと、素敵なことを見つける日です。
いいことを見つけて小さな幸せを感じることができたらいいですね。
またこの日だけでなく、肯定的な考え方や羨まない、心配し過ぎない、などのコツを身に着けて、毎日がナイスの日になったらもっと素敵ですね。