びわの育て方。栄養価や薬用効果について

「桃栗三年柿八年、びわは早くて十三年」という言い伝えを聞いたことがあるでしょうか。
びわは実がなるのに長い時間がかかる果物の代表のように言われていますね。
梅雨の時季に実る大粒のオレンジ色の実は、甘酸っぱくてとても美味しいので、私の家族は大好きです。
ある年、八百屋さんで買った長崎県の「茂木びわ」の実があまりにも美味しくて、種も立派だったので捨てるのが惜しくて庭に埋めておいたことがありました。
実がなるのに13年もかかるのではとうてい食べられないだろうとあまり期待していなかったのですが、翌年には芽を出し、5年目ぐらいには花が咲き実もなるようになりました。
その後もびわの木はどんどん大きくなって二階の窓から実が取れるぐらいにまで成長し、毎年大量の実を食べることができて私の家族は大満足でした。

思ったほど育てるのに難儀しなかったびわの木ですが、平均的なびわの木の成長の様子や栄養価、それに健康にも良いというびわの葉の使い方もご紹介しましょう。

びわの平均的な成長と実のなり方

びわの原産地は中国で、江戸時代末期に日本に導入されました。
「びわ」という名前はびわの実が和楽器の「琵琶」の形に似ているのでこう呼ばれるようになったのだそうです。
現在は九州や四国、和歌山県や千葉県でも生産されていますが、寒さに弱いので、関東地方より北の地方ではあまり栽培されていないようです。

一般的には種を蒔くか挿し木や接木でも増やすことができます。
成長が早いので剪定をして小型に育てる方がいいようです。
11月~2月に白っぽい花が咲き、5月~6月ごろ実がなります。
実がなるまでには平均7~8年かかるそうです。ことわざにある13年というにはやや誇張だったのかもしれませんね。

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我が家では台所から出る生ごみを根のそばに埋めた以外には大した世話もしませんでしたが、非常に大きく成長し、実もなりました。
日当たりの良い方面になった実のほうが大きくて美味しかったので日当たりも大切だったことが分かりました。
さらに生産農家の方がやっているように実に袋掛けをすれば、カラスに食べられることもなく、より美味しい実が食べられたのではないかと思います。

びわの栄養価と薬用効果

栄養価

びわは100gあたり40kcalですが、βカロテンとβクリプトキサンチンが多く含まれています。これは髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺などの呼吸器系を守る働きがあります。
またポリフェノールが含まれていて活性酵素を抑えがん予防にも効果があるとされています。

薬用効果

びわの葉は腰痛や腹痛の時に幹部に当てると痛みが和らぐと言われます。

乾燥させた葉を布袋に入れてお風呂に入れてびわ湯にすると、湿疹、かぶれ、あせもの改善に効果があります。乾燥葉を煎じた液を幹部に塗ってもよく効くようです。

乾燥葉の煎じ液で頭や顔などかゆみのある部分を洗うと効果的ですし、手足の荒れにも効きます。

飲用には、びわの葉を水で洗い、裏の綿毛をできるだけ取り除き、3~10㎜に刻んで陰干しし、完全に乾燥させます。
フライパンなどで煎ってもよいそうです。
乾燥させたり、焙煎したりしたものをお茶として飲むと利尿、解熱、鎮痛作用があり、下痢止め、慢性的な体の痛みの緩和に役立つと言われています。

まとめ

「桃栗三年柿八年、びわは早くて十三年」と言われますが、実際にはびわはもう少し早く実を実らせるようです。
びわの実は美味しいし、栄養もあって健康にも良いのは嬉しいところです。
またびわの葉は薬用効果もあるので、温暖な地方で庭にある程度の場所がある方は食べた種を蒔いておけば、ふんだんに実を食べて葉も生かして使えるのではないでしょうか。

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