芍薬(シャクヤク)の特徴や楽しみ方

美人で立ち振る舞いの美しい人を「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言うように、芍薬は美しい人のたとえに使われています。
確かに芍薬はすらりと伸びた茎の先にきれいな花を咲かせるので、美人の代名詞としてぴったりですね。
芍薬は豪華で立派な花なので、道端や空き地で見る花とは違い、広い庭のある家や手入れの行き届いた公園などに咲く花のイメージがありますね。
育ててみるのには勇気がいるような気もするのですが、本当のところはどうなのでしょうか。また名前に「薬」の字が入っているのはなぜなのかちょっと知りたい気もするのでその辺のことを調べてみました。

芍薬の特徴

芍薬はボタン科の多年草で中国ではすでに宋の時代にあったとされています。かなり古い時代に日本にも薬草として渡来し、江戸時代からは茶花として鑑賞用に栽培されるようになりました。

5月~初夏にかけて茎先に10㎝ぐらいの大型の花を咲かせます。花の色は紅色、桃色、紫紅色、白、黄色などがあり。一重咲きのほかに八重咲や仮雄しべが細い花弁状になった翁咲きなどの種類があります。葉は複葉で草丈は60㎝ぐらいです。

花言葉は

芍薬の花言葉は「恥じらい、慎ましさ」です

ピンクの芍薬は「はにかみ」

白の芍薬は「幸せな結婚」

赤の芍薬は「誠実」

どれも素敵な人に似あいそうな花言葉ですね。

薬草として

芍薬の根は消炎、鎮痛、抗菌、止血、抗けいれん作用のある生薬です。漢方ではごく一般的な風邪薬の葛根湯や十全補湯、婦人科系の芍薬甘草湯、当帰芍薬散などの漢方薬に配合されています。女性にとっては心強い植物かもしれません。芍薬は見て楽しむだけではなく、薬として役に立つものだったようですね。

芍薬の楽しみ方

芍薬を育てるなら、芍薬の種はあまり出回っていないので、苗から育てるのがいいようです。暑さが終わる9月~10月が苗植えの適期です。

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植え付け

芍薬は日当たりがよく、風通しの良い所を好みます。大きくなるにつれて太い根を張り、葉も茂るのである程度の広さの庭か大きめの植木鉢に植える必要があります。

芍薬は肥沃で水はけのよい所を好むので、地植えする場合は深さ50㎝、直径30~40㎝の穴を掘り、完熟堆肥や腐葉土を混ぜて1~2週間ほど寝かせてから植え付けをするのがいいです。

鉢植えの場合には元肥として緩行性肥料が配合されている培養土が適当です。根についているポット苗の用土を完全に取り除いてから植え付けるようにします。

水やり

鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。特に植え付けの後の10月ごろには根が伸び始めるので十分に水やりをする必要があります。乾燥しやすい夏場も朝晩の水やりは忘れずにしてください。

地植えの場合は、基本的には水やりは不要ですが、特に雨が降らない日が続く場合にはたっぷりと水やりをしましょう。

花がら摘み

花が咲き終わったら、花茎のところで花柄を摘み取ります。咲いた花をそのままにしておくと結実して、実に養分が取られてしまうのを防ぐためです。

肥料

植え付けの時の元肥のほかに追肥をする必要があります。芽が出た時や花が咲き終わった後にも追肥をしましょう。肥料が足りないと花が咲きにくくなります。

このような手入れを十分にすれば、春には美しい花を咲かせてみんなの目を楽しませてくれるでしょう。

まとめ

芍薬は最初、薬草として伝わり現在で風邪薬や婦人科系の漢方薬に配合されています。
後に鑑賞用に栽培されるようになり多くの人に愛されています。
美しい大輪の花は立ち振る舞いの美しい人のたとえに使われるのにぴったりです。
ある程度の庭や大きめに鉢があれば素人でも育てられます。花好きの人なら挑戦してみるのも悪くないですね。

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