たんぽぽは見て楽しみ、食べて、お茶にすることもできます

随分前ですが、たんぽぽしいさんという子ども向けのお話がありました。
「おじいさんはいつもたんぽぽ畑で、帽子にはたんぽぽの花をさして、たんぽぽの首飾りをつけニコニコ顔で座っていました。通りかかる人に楽しいお話を聞かせて、みんなを幸せにするのを楽しみとしていました。」このお話を読んでからたんぽぽを見ると、ほのぼのとして幸せになれる気がします。
どこにでも咲いているたんぽぽは、見ていてどこか癒される感じがしますが、それだけでなく、食用にもなり、コーヒーやお茶にもなることをご存じでしたか。
漢方薬にも使われているのは初耳と言う人もいるでしょう。
そこで見て、食べて、飲んで楽しめるたんぽぽについて詳しくご紹介しましょう。

たんぽぽはどこでも見られます

たんぽぽはキク科の野草ですが、生命力が強く、ちょっとした空き地でも道端でも、アスファルトの隙間から生え出ることもあるほどです。
春から夏にかけて舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集まって一つの花のように見える花を咲かせます。
色は黄色のほかに白もあります。
花が咲き終わると白い綿毛のついた小さな種が風に吹かれていたるところに飛んでいくので広い範囲にたんぽぽの芽が出て繁殖します。日本に古くから生育していた在来種と近年外国から持ち込まれた外来種のセイヨウタンポポがあります。
総苞片(茎の先についている花全体)が反り返っているのがセイヨウタンポポで反り返っていないのが在来種ですが、両方が混じりあったたんぽぽもあるので外形だけでは見分けられない場合もあります。
両方とも繁殖力が強くどこにでも見られます。

たんぽぽを食用にするには

たんぽぽは食べられます。中国から帰国した残留孤児の方が、食費を節約するために野菜は買わずにたんぽぽを摘んで野菜の代わりに食べていたそうです。
栄養価から見るとたんぽぽはビタミンAや鉄、カルシウムをたくさん含んでいて小松菜やほうれん草などの緑黄色野菜と同じぐらい健康に良いので、これを食用にしたのは良い選択だったわけですね。

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花の咲く前の若いたんぽぽの葉を採ってきて新鮮なうちに食べるのがいいようです。
生を天ぷらにすると美味しいです。また茹でてお浸しにする、ハムやベーコンと一緒に炒め物にするのもいいですね。
あくが強い場合は料理をする前に水にさらすか、軽く下茹でする方法もあります。

たんぽぽはお茶やコーヒー、漢方薬になります

たんぽぽ茶

たんぽぽの根を乾燥させて細かく刻んで、鍋でカラカラになるまで炒り、お湯を注ぐとたんぽぽ茶が作れます。カフェインを含まず、血の巡りを良くして母乳にも良い影響があるということで授乳中のママさんにもおすすめです。

たんぽぽコーヒー

またたんぽぽの根にはコーヒーのような風味があるので、焦げるぐらいまで炒ればコーヒーのかわりになります。カフェインを含まないのでカフェインが苦手な人やコーヒーを飲みたい妊婦さんには人気があります。

漢方薬

たんぽぽの根は「蒲公英根(ほうこうえいこん)」と呼ばれて、漢方の生薬として使われています。炎症の改善や性ホルモンのバランスを整え、分泌促進作用があるので、生理不順の解消や不妊治療にも効果が期待できるようです。

まとめ

たんぽぽはどこででもみられる野草ですが、見た目がかわいらしくて楽しめるばかりでなく、食用にもなります。
小松菜やほうれん草のような野菜と同じくらい栄養価があり、てんぷらやソティーにするとおいしく食べられます。
根の部分からはたんぽぽ茶やたんぽぽコーヒーが作れるので、ノンカフェインの飲み物として人気があります。
また漢方薬にも使われています。ただの雑草ではない「たんぽぽ」を見直したいものですね。

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