ブロッコリーはアメリカでは、大人でも嫌いな野菜の一つのようです。
ある大統領が「ブロッコリーは嫌いです。」と言ったら、嫌がらせに大量のブロッコリーが、送り付けられたことがあったほどだそうです。
私は子供のころブロッコリーは野菜の花の部分を食べているのだということを聞いてから、花を摘んで食べているのはなんだかロマンチックだなという気がしていたのですが…。
嫌いな人が多いとは意外でした。
とはいえ、野菜嫌いな子どもはどこにでもいます。
日本のママたちも子どもたちにブロッコリーを食べさせようと頑張っていますが、ブロッコリーにはぜひ食べさせたい栄養がたくさん含まれているからなのですね。
ここで、ブロッコリーの捨てがたい栄養素と効能、またそれを損なわないで美味しく食べる方法をご紹介しましょう。
ブロッコリーはどんな野菜でしょうか
ブロッコリーとは
ブロッコリーはアブラナ科の緑黄色野菜でキャベツの仲間です。
食用になるのは花蕾と茎の部分ですが、ブロッコリーを冷蔵庫に入れて置いたら、黄色の花が咲いていたという経験をした人もいるでしょう。
花が咲く前のつぼみの部分を食べているわけですね。
通年出回りますが、冬から初夏にかけてが旬の時期です。
栄養価が高い
ブロッコリーは野菜の中では群を抜いてビタミンCをたくさん含んでいて、ブロッコリー100gを食べると1日に必要なビタミンC を摂ることができます。
そのほかにもタンパク質、ミネラル、葉酸、ビタミンK、食物繊維が豊富で、便秘解消、疲労回復、風邪の予防、がん予防、老化防止に効果があります。
成人が食べると健康増進になるばかりでなく老化防止になるわけでぜひたくさん食べたいところですね。
若いママたちがお子さんにブロッコリーを食べさせようとしているのも当然ですね。
ブロッコリーの栄養を逃さず美味しく食べるには?
料理法
こんなに栄養価の高いブロッコリーですが、熱を加えるビタミンCなどの栄養素が逃げてしまします。そこでできるだけ栄養素を損なわないように、さらには苦手な人でも美味しく食べられる料理方法を見てみましょう。
さっと茹でる
熱を加えるとビタミンなどの栄養素が逃げるので、できるだけ短時間でさっとゆでることがコツです。
お湯に入れて、色が変わって柔らかくなったらすぐに取り出します。
長時間煮ると栄養価が失われるばかりでなく、歯ごたえも悪くなり味も落ちるので要注意ですね。
茹でると水に栄養素が溶け出すので、スープやシチューに入れて溶け出した栄養分も一緒に食べるのはいいですね。
焼く、炒める
水を使わずに焼いたり、炒めたりすると栄養分が水に逃げないので効果的です。
網焼きにしてカマンベールやベーコンと一緒に食べると美味しいです。
油との相性がいいのでフライパンで炒めて食べるのもおすすめです。
蒸す
茹でる、焼くよりも栄養を逃しにくいのが蒸す方法です。
水を通さないのでビタミンが大量に水に流れ出ないためです。
ブロッコリーが出回り始めたころ八百屋さんは「蒸して食べなさい。」と説明していたということです。
電子レンジを利用する
電子レンジを使えば時間短縮になるだけでなく、栄養素が逃がさずに料理ができるのでいいです。
ブロッコリーを軽く水洗いして耐熱容器に入れて2~3分加熱するだけで美味しく食べられます。
美味しく食べるには
サラダにする
ブロッコリーはサラダによく合います。
茹でる、蒸すなどしたブロッコリーに茹で卵やツナ、茹でたキャベツや人参、エビやハムなどと一緒にマヨネーズやドレッシングであえて食べると美味しいです。
ポトフやシチューに入れる
キャベツや玉ねぎ、人参、ウインナーや鶏肉など一緒に煮てコンソメとベイリーフ、塩、コショウで味つけをしてポトフにすると栄養素も全部摂れて、美味しく食べられます。
牛乳を入れてクリームシチューにするのもいいですね。
お弁当やパスタの付け合わせに
お弁当に緑の食材が欲しいときにはおすすめです。
パスタやピザのトッピングにもちょっと添えるだけでも食欲をそそります。
まとめ
ブロッコリーは栄養価の高い花野菜です。健康増進の効果も期待できるので、さっと茹でる、焼く、炒める、蒸すなどの方法で栄養価を逃がさない工夫をし、サラダやシチューにしてまたお弁当の彩として美味しく食べたいものです。