桜餅の種類と食べ方

知り合いのお宅にお邪魔した時に、お茶と桜餅が出されました。
和菓子が大好きな私は、さっそく桜の葉をすっとはがして、いただきました。
するとそれを見ていたその家の小学生にお子さんが「どうして葉っぱは食べないの?」と聞いてきました。
私はどぎまぎして「ごめんなさいね。私は胃が弱いので、硬いものは無理なのですよ。」と半分だけ本当の言い訳をして謝りました。
それまで、私は桜餅の葉は残すものと思っていたのです。
でも後でわかったことには桜餅の葉は一緒に食べると美味しいらしいし、実際いつも食べるという人も案外いるということでした。
それにいつも食べ慣れている関東風の桜餅以外にも種類があるということに気づいたので、桜餅の種類と美味しい食べ方をご紹介したいと思います。

桜餅の種類

桜餅には江戸時代からある由緒ある和菓子ですが、関東風の長明寺と関西風の道明寺があります。
桜の葉でくるむのは同じですが、材料が違うようです。

関東風長明寺

皮の材料は小麦粉です。小麦粉を水で溶いて薄く焼いた皮で餡を包んで作ります。

長明寺と言われる由来は、江戸時代に東京の隅田川沿いにある長明寺で、桜の木の落ち葉がたくさんあって、この掃除に悩まされた人が桜の葉を塩漬けにして、お餅を包んだのが始まりだそうです。

関西風道明寺

道明寺粉と呼ばれる材料を使っているので「道明寺」と呼ばれます。道明寺粉はもち米を一度蒸して、乾燥させて粗く砕いたものです。これを蒸して色付けしたもので、餡を包んで作るのでお米に粒が残ってつぶつぶとした食感があります。

道明寺粉は戦国時代に大阪の道明寺という寺で作っていた保存食の「干飯(ほしい)」がもとになっています。水やお湯でふやかして食べられので、武士が携帯食として食べていたそうです。
次第に干飯をひいて粉にしたものを「道明寺粉」と呼ぶようになり、それを使った餅が道明寺と呼ばれるようになったということです。

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葉はどうする?

最近はプラスチックの葉っぱでくるまれている桜餅もありますが、これはもうはいでお餅だけ食べるほかありませんが、本物の桜の塩漬けの場合は食べることもできるはずですね。
必ず葉っぱも食べるという人とお餅だけ食べるという人に分かれるようです。
それぞれの意見はこんなふうになります。

葉っぱも一緒に食べる

塩漬けの桜の葉は香りがいいし、お餅と一緒に食べると桜の葉の適度な塩味が混ざって美味しくなる。

お餅だけ食べる

葉っぱの筋が固くて口に残る。塩味が効きすぎてお餅のおいしさが半減する。
そもそも食べる習慣がない。

専門家の和菓子屋さんの意見でも、桜餅の葉っぱは食べてもいいし、食べなくていいということのようです。
まずはお好みで決めて良いでしょう。
ただし、私のように葉っぱは食べないものと決めてかかると、慌てふためくことになるので、両方の食べ方があることは知っておきたいものですね。

美味しい食べ方

桜餅は一年中食べることができる和菓子ですが、ひな祭りによく食べますね。また春を感じる桜の季節にもよく合います。自宅で気軽に食べてもいいし、お客様用に用意して一緒に食べるのもいいですね。

抹茶を用意して,純和風に楽しむのはおしゃれですね。
普通の緑茶を濃いめに入れるのもいいでしょう。
緑茶が苦手な人はほうじ茶でもいいわけですが、意外なことにコーヒーにも合います。
和菓子を良く買う外国人の人にどのように食べているのですかと尋ねたら、「これはコーヒーと良く合うのです。」と答えたそうです。
桜餅にはお茶と決めつけずに自由に工夫して楽しむのがいいかもしれません。

まとめ

桜餅は関東風の長明寺と関西風の道明寺があります。
いずれも小麦粉かもち米を柔らかくして餡を包み、塩漬けの桜の葉で包んだ和菓子です。
桜の葉を食べるかどうかは好みですが、ひな祭りや桜の季節によく合いますから、ぜひお好みのお茶などと一緒に味わいたいものですね。

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