弥生の意味や由来弥生の別名も紹介します

高校生の時、同じクラスに二人の「弥生さん」がいました。
二人ともとてもチャーミングで笑顔が素敵な人でした。
みんなは二人が3月生まれなので「弥生」という名前なのだろうと思っていました。ところが、一人は確かに3月弥生の生まれでしたが、もう一人は7月生まれでした。
7月生まれの「弥生さん」は、お母さんに「私は3月生まれでもないのに、どうして弥生という名前を付けたの。」と聞いてみたそうです。
そうしたら、お母さんは「3月生まれの人以外には弥生という名前を付けてはいけないという規則はないでしょ。」と答えたそうです。
多分このお母さんは「弥生」という言葉のやさしい響きとその由来を知っていて、ぜひ娘さんの名前にしたいと思ったのでしょう。

そこで、「弥生」という言葉の意味や由来についてご紹介しましょう。

弥生の意味と由来は?

弥生はいつか

日本で使われていた旧暦では月の名前は次のようになっていました。

睦月(むつき)  如月(きさらぎ) 弥生(やよい)  卯月(うづき)  皐月(さつき)  水無月(みなづき)  文月(ふみづき)  葉月(はづき)  長月(ながつき) 

神無月(かんなづき) 霜月(しもつき) 師走(しわす)

これを新暦に当てははめて、3月を弥生と言いますが、旧歴は太陰暦を使っていましたから、旧暦の弥生は新暦に換算すると3月下旬から5月上旬ごろにあたります。
現在の弥生とは1か月ほどのずれが出ていますが、春を表わす月と考えるのには差し支えはないようです。

弥生の意味

「弥生」の「弥」は「いよいよ、ますます」、「生」は「草木が生い茂る」という意味があります。
寒い冬が終わって草木芽吹き、生い茂る季節を表わしています。

語源は、「木草弥や生ひ茂る月(きくさやおいしげるつき)が短縮されて「弥生(いやおい)」になり、さらに変化して「やよい」となったと言われています。

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やはり、草木が春に元気よく芽吹く、すがすがしい季節を表わしている素敵な言い方ですね。3月生まれ以外のお子さんに「弥生」という名前を付けたかったお母さんの気持ちがわかるような気がしますね。

弥生の別名

弥生には春らしい良い意味があることがわかりましたが、3月には弥生以外にも素敵な別名があることをご存知でしょうか。
季節感のある良い言い方が多いのでご紹介します。

晩春(くれのはる、ばんしゅん)

旧暦では季節は1月から3月が春、4月から6月が夏、7月から9月が秋、10月から12月が冬とされていたので、3月は春の最後の月ということになり、晩春と言われます。

雛月(ひなづき)

3月3日のひな祭りを含む月という意味でこう言われます。

桃月(とうづき)

3月は桃の花が咲くのでこう呼ばれます。

花惜月(はなおしみづき)

春の最後の月になり、花が散る季節でもあるので、花を惜しむ月という意味でこうよばれます。ちょっとロマンチックでいいですね。

花つ月(はなつづき)

花の見ごろが続く季節という意味があります。

花見月(はなみづき)

三月は桜が咲く季節で、お花見の季節という意味があります。
いかにもお花見が好きな日本人が考えた名前らしいですね。

どれも春を感じさせ、また桃や桜の花を見て楽しんだり、散っていく花を惜しんだりと風情がある月の名前ですね。
手紙を書くときなどにちょっと使ってみたいものです。

まとめ

「弥生」は旧暦の3月を表わす言葉ですが、それ自体に「ますます草木が生い茂る」という春らしい良い意味があります。
新暦になった現在でも、3月は冬の寒さが終わって草木が成長し、春の花が咲き始めるとても良い季節です。

「弥生」3月に草花が成長するように、寒い冬を無事切り抜けた私たちも「弥生」を飛躍の月にしたいものですね。

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