下垂体腺腫とは?症状や治療法について

最近芸能人の方で下垂体腺腫だと判明した方々がいるようですか、
私の友人の一人も脳ドッグを受けたところ同じ病気であるとことがわかり、
現在治療中です。
「下垂体腺腫」は聞きなれない病気なので、脳の腫瘍だと説明された時には、
「もしかしたら?」と思ったほどでしたが、よく調べてみると、治療法はいくつかあるので、でむやみに怖がる必要はなさそうです。
この機会に「下垂体腺腫」について少しご説明いたしましょう。

下垂体腺腫とは

概要

下垂体腺腫は脳の下垂体という部分に腫瘍ができる病気です。
下垂体は脳の中にある比較的小さい器官ですが、
生命活動に必要ないくつものホルモン分泌に関係があります。
下垂体腺腫になるとこのホルモン機能障害が起こり、体に悪影響が出ます。
腫瘍が大きくなると視野障害や神経障害を起こすこともあります。
ですが下垂体腺腫自体はほとんどの場合は良性で、がんのように転移することはありません。

症状

下垂体腺腫になるとホルモンが異常に多く分泌されたり、低下したりするために、
妊娠していないのに乳汁が出たり、生理が止まるなどの症状が出ることがあります。
あるいは成長ホルモンが出過ぎて思春期ならば体がどんどん大きくなる巨人症や
成人でも手足、あご、唇、舌などが大きくなる先端巨人症になることがあります。

クッシング病やムーンフェイス、中心性肥満、骨粗しょう症、高血圧、
糖尿病などの合併症が起こることもあります。

代謝異常で、食べてもどんどん痩せる、心臓がどきどきする、
汗が大量に出るなどの症状が出ることもあります。

また下垂体機能低下症になると、副腎機能の低下や疲れやすい、むくみが出る、
寒がりになるなどの症状が出るこがあります。
ホルモン低下が起こって、成長障害や無月経などの障害が起こることもあるようです。

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また腫瘍が大きくなると視神経が圧迫されて視力・視野障害が出て、
視野の外側が見えにくくなることがあります。

私の友人も急にひどい汗をかくようになったので、本人はもちろんでしょうが、
周囲の人たちも心配していましたがやはりこの病気が原因だったようです。

治療法

ちょっと聞くと怖い病気のようでもありますが、
手術療法や薬物療法また放射線療法などの治療法はありますし、予後も悪くないようです。

手術療法

下垂体腺腫の手術は鼻の穴から内視鏡や顕微鏡を使って副鼻腔を経て、
腫瘍に到達して摘出します。
特に大きな腫瘍の場合は手術では取り切れないこともあり、
その場合には術後も追加治療が必要です。
場合によっては開頭手術の可能性もありますが、最近はごく少ないそうです。
鼻からの手術の場合は10日から14日程度で退院できます。

薬物療法

内服薬で治療することのできるタイプの腫瘍もあります。
カベルゴリンという内服薬は効果があります。
この薬を服用すると腫瘍が小さくなり、ホルモン値も改善されます。
腫瘍の影響でホルモン分泌が低下しているときはホルモン補充療法も行われます。

放射線療法

手術で取り切れないものや薬物療法が効きにくい場合には
ガンマナイフやサイバーナイフと呼ばれる放射線療法が行われることもあります。

手術をすれば1cm未満の小さい腫瘍ならば8~9割、
1cmより大きいものでも、4~6割は完治します。
手術で完治しないものは薬物療法が必要ですが、
いたずらに怖がらず積極的に治療を受けるのがいいようです。

まとめ

下垂体腺腫は脳の下垂体にできる腫瘍です。
たいていは良性ですが、ホルモンの出方に影響を及ぼすので、
手術で摘出することが多いようです。また薬物療法や放射線療法もありますから、
やたらに怖がることなく治療を受けるのが先決ですね。

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