以前アロエが大好きな年配の女性からアロエの鉢を一つ頂きました。
その人は肌の手入れやお腹の調子が悪いときなど、
いろいろなところでアロエを使って健康な毎日を過ごしているそうです。
「これさえあれば何でも直るから、あなたも是非おやりなさい。」というわけで
アロエを分けてくださったのでした。
アロエは丈夫でよく育ち、私も家族も火傷の時には助けられました。
残念ながら引っ越しをする時に持ってくることが出来ず、
次に来る人に譲ってしまいましたが、最近アロエの効能を調べてみて、
何とかして持ってくるべきだったと思っています。
ここで、もう一度アロエの特徴や育て方、活用の仕方をご紹介しましょう。
アロエの特徴と育て方
アロエの種類
アロエにはたくさんの種類がありますが、代表的なのはアロエベラとキダチアロエです。
アロエベラ
大きな葉が特徴で食用になります。アロエヨーグルトにも使われています。
キダチアロエ
小ぶりで苦みがあり食用に向きませんが薬用や観賞用に栽培されています。
アロエに含まれる栄養成分
アロイン
アロエの苦み成分ですが、便秘解消や殺菌効果があります。
アロエエモジン
同じく苦み成分ですが、胃腸の働きを助け、胃の調子を整えます。
ミネラル
体内細胞の浸透圧を維持調整する「カリウム」や骨や歯を作る「カルシウム」などのミネラルが豊富に含まれています。
アロエの育て方
アロエはとても丈夫で挿し木や株分けで簡単に増やせます。
自家栽培をしている家庭から分けてもらうのがいいですが、
花屋さんや植木屋さんから買うこともできます。
鉢植えは春先によく店頭に出ています。
土は砂と土を半々ぐらいに混ぜたものが適当です。肥料は特に必要ありません。
水やりは、夏場は2日に1度ぐらい、
冬場は10日に1度ぐらい土が湿るぐらいかければ十分です。
寒さには弱いので、雪や霜の時期には屋内に入れるか、
ビニールをかぶせるなどするのが良いでしょう。
アロエは生命力が強くてどんどん大きくなるので、食用や薬用に使うことができます。
アロエを日常生活に活かして使いましょう
アロエが大きく育ったら必要に応じて日常生活の中で使うことができます。
例えばこんなことに活かせます。
火傷やけがの治療
水ぶくれになった火傷や擦り傷、切り傷にアロエを貼るとずきずきした痛みが和らいで治りも早くなります。
シミ・そばかすに効く
アロエに含まれるアロエシンという成分がシミやそばかすを防ぐと共にできてしまったシミやそばかすを目立たなくさせます。
薄毛対策
アロインという成分が男性ホルモンの生成を抑える働きがあるので、薄毛を抑制する効果が期待できます。
便秘対策
アロインに大腸を刺激して排便を促す働きがあり、腸内環境が整えられるので便秘対策に有効です。
免疫力アップ
アロエには殺菌作用があるので体内に入ってくる細菌から身を守ることが出来ると共に抗ウイルス作用もあるので免疫力アップが期待できます。
使い方
外用にする場合
キダチアロエを取り、洗ってからトゲと皮を取り除き、熱湯消毒してから患部に貼り包帯などで固定します。
食べる・飲む場合
アロエベラを取り、よく洗ってからトゲや皮を取り除き、一口大に切って食べます。飲み物にするには他の食材と一緒にミキサーにかけるのがいいでしょう。
注意点
アロエは排便を促す働きがあるので過剰に摂ると腹痛や下痢の原因になることがあるので
気を付けましょう。特に妊娠中の人は控えた方が良いそうです。
また外用にする場合、非常に皮膚の非常に弱い人はパッチテストをしてから使ってください。
アロエ好きの女性が何でもアロエで直るというのもあながち間違いではなかったようです。
まとめ
アロエは多肉植物の一つですが、食用にも外用にも利用できて、
健康や美容に効果があります。簡単に育てることができるので、
家庭でも一鉢植えて、観賞用ばかりでなく、日々の生活に活かして使いえば、
健康な日々を送るのに大いに役立ちそうですね。