日本の建国記念日の意味と歴史

アメリカの建国記念日は1776年にイギリスからの独立宣言をした
7月4日であることは有名ですね。
この日には打ち上げ花火を上げ盛大なお祝いの行事があるようです。
1976年の建国200年のお祝いはとても盛大だったことを記憶している人も多いでしょう。

さて日本はどうかというと2月11日が「建国記念の日」となっていて、
玄関に日の丸を掲げている家もありますが、
その昔日本ができた日と言われてもピンときませんね。
一体どうして2月11日が「建国記念の日」となったのか、その理由と歴史を調べてみました。

日本の建国はいつか

実は日本という国はいつできたのかはっきりしないようです。

その昔倭国と呼ばれた国があったとされますが、
厳密な意味の「日本」という国の成立は7世紀後期らしいのです。

実際には長い年月を経て段階的に形成されたもので、
はっきりとした建国の時期を示す記録はないようです。

701年の大宝律令によって正式に「日本」という国名を名乗るようになったのは事実です。
日本は世界でも珍しい単一民族単一国家で、植民地となっていたところから独立したり、
よその土地へ行って国を作ったりしたことがないので、
特定の日を建国の日とすることには無理があるようですね。

世界中の多くの国に建国記念日に相当するも日があるそうですが、
たいていは植民地国からの独立記念日や共和国創立記念日、
革命記念日を建国の日としています。

古代の建国説話に基づく建国記念日は、
大韓民国の開天節と日本の建国記念の日だけのようです。

建国記念日の変遷

もともとは日本書紀にある日本初代の神武天皇が即位された日が
紀元前660年1月1日(旧暦)だったとあることから、
それを新暦に換算した2月11日を紀元節として
明治5年(1872年)から昭和23年(1948年)まで祭日にしていました。

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1948年にGHQの指令により、この紀元節を祝うことは日本国憲法の精神にそぐわない
として廃止されました。
ですが、1951年ごろからこの祭日を復活させようという機運が高まり、
昭和41年(1966年)に「建国記念の日」と名前を変えて
「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として再び国民の祝日となりました。

建国記念日と建国記念の日の違い

「建国記念日」は日本の国が始まった日つまり日本の誕生日ということになるのですが、
2月11日は日本書紀の神話に基づくもので、根拠に乏しいわけですね。
2月11日を祝日にするのは辞めようかという議論もあったそうですが、
はっきりした日にちは特定できないけれども、日本という国ができたことは事実なので、
そのことを記念してお祝いをすることにしようということで、
「建国記念の日」とすることでようやく合意したのだそうです。

現在は、単純に「明日はお休みだ。」と喜んでいる陰にはそんな苦労話があったのですね。

建国記念の日には全国各地で奉祝式典や記念講演会などが行われます。
都内では明治神宮会館で建国記念の日奉祝中央式典とそれに合わせたパレードが
行われますがいずれも民間団体によるもので、
華々しいイベントというよりは静かな記念の日と言えそうです。

日本は戦争をして独立を勝ち取るとか革命を起こしたというような歴史がないので、
アメリカのように華やかなイベントがないのは当然かもしれませんね。

むしろこの建国記念の日の祝日は、静かに自分の国を想う日とするのがいいようですね。

まとめ

2月11日は建国記念の日ですが、もとは日本の神話に基づく神武天皇が即位された日を
紀元節として祝っていたことに始まります。
現在は本当の意味の建国の日は特定できないものの、
日本という国ができたことを記念する日と位置づけられて、
国民の祝日となっています。華々しい行事はありませんが、
静かに日本という国を想う日とするのがいいですね。

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