干支の歴史と身近な活かし方

年賀状を書くころになると来年の干支は何かなと気になりますよね。
普段はあまり干支を意識することはありませんが、
たいていの人は自分の干支は知っているようです。

以前知り合いのおじいちゃんが
「私は酉年だから、ちょこちょことご飯やおやつを食べていないと口寂しいのですよ。」
と言っていたのを思い出しましたが、
昔は午年だから足が速いとか寅年だから力が強いというようなことも言われたらしいですね。

本当にそうかは分かりませんが、なぜ年に動物が当てはめられたのか、
いつからそうなったのかちょっと気になるところでもあります。
そんな疑問にお答えしましょう。

干支とは何でしょう

干支とは十干、十二支の略で、

十干は

陰陽五行説に基づいて「木、火、土、金、水」の五行と、「陰・陽」の「兄(え)・弟(と)」に分けたもので以下の十種類です

甲(こう、きのえ)乙(おつ、きのと)丙(へい、ひのえ)丁(てい、ひのと)戊(ぼ、つちのえ)己(き、つちのと)庚(こう、かのえ)辛(しん、かのと)壬(じん、みずのえ)揆(き、みずのと)です。

十二支は

古代中国で天球を約12年で1周する木星の運行を目安にして12の方角に分けて名前をつけ、1年を12か月の暦を表したのが十二支だと言われています。字の読めない人でも覚えられるように、12の動物を当てはめたとも言われています。以下の12の動物の名前はみなさんご存知の通りです。

子(し、ね)丑(ちゅう、うし)寅(いん、とら)卯(ぼう、う)辰(しん、たつ)巳(し、 み)午(ご、うま)未(び、ひつじ)申(しん、さる)酉(ゆう、とり)戌(じゅつ、いぬ)亥(がい、い)です。

十干と十二支を組み合わせたものが干支です

最初の十干の「甲」と十二支の「子」の組み合わせが
「甲子(きのえね)」で「乙丑(きのとうし)」「丙寅(ひのえとら)」とつづき、
「揆亥(みずのとい)」まで60種類あります。
干支が一回りして同じ干支が巡って来ると「還暦」というわけですね。ちなみに

2019年は己亥(つちのとい・きがい)

2020年は庚子(かのえね・こうし)です。

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この干支は中国の殷帝国(紀元前17世紀末または16世紀初め~紀元前11世紀後半まで)に
起源があるようです。以後ベトナムや北朝鮮や韓国そして日本にも伝わったのだそうです。
日本以外にも子年の人や寅年の人がいたとはちょっと驚きましたね。

ただし、多少違うところはあるようで、中国では猪ではなく豚、
チベットでは卯ではなく猫。ベトナムでは、卯の代わりに猫、牛の代わりの水牛、
羊の代わりに山羊、モンゴルでは寅の代わりに豹になっているということで、
お国柄が表れていて面白いですね。

日常生活ではどんなところに活かされているのでしょうか

歴史で習ったと思いますが、「壬申の乱」「戊辰戦争」「辛亥革命」などは起こった年の干支にちなんでその名がつけられたのはご存知のことでしょう。

「甲子園球場」も甲子の年に建設に取り掛かったから、そう名付けられたのですね。

最近は少ないかもしれませんが、生まれた赤ちゃんにその年の干支にちなんだ名前を
付けることもよくあったようです。
ある小さな町で辰年に女の子が生まれたのですが、
一人は「たつ子」でもう一人は「竜子」と名付けられたそうです。
名前に干支の字を入れるのは縁起が良いとも言われているようです。

最近では日本でも他人の年を聞いてはいけないというマナーが浸透しつつあるようですが、
干支を聞いて、あの人は私より2歳上らしいとか、一回り若い人だった、
というように年齢を把握するヒントにされている例や、
電話やインターネットでも本人確認に干支を聞かれることもあります。

年賀状の絵柄については干支を使うことが圧倒的に多いですね。
このように干支はちょっと古いようにも思われますが、
まだまだ日常生活の一部になっているようです。

まとめ

干支は十干、十二支を組み合わせて使う日や月、年や時間などの呼び方ですが、
中国で考えられアジア諸国にも伝わり、現在の日本では年の呼び方として定着しています。

普段あまり意識していませんが、歴史的事件の名前や球場の名前にも使われており、
新しい年には年賀状に干支がよく使われていることからも、
日本人の意識の中にはしっかりと根付いていることがわかります。

こういう文化は大事にしたいものですね。

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